ハロウィンの文化と毛皮でつくる本格仮装
投稿日:2019.09.19
毛皮原料・ファー素材販売の「ファーデザイン(FUR DESIGN)」です。
少しずつ日暮れの時間が早くなり、今年も秋がやってきます。今回は秋のイベントでおなじみ「ハロウィン」について毛皮を用いた視点も踏まえて注目していきます。
ハロウィンとは
ハロウィンは何千年も前、古代アイルランドのケルト民族が行っていたサウィン祭が起源といわれています。
ハロウィンはアメリカが起源だと思っていた人も多いのではないでしょうか?
ハロウィンのお祭りは日本でいうところのお盆のようなもので、現世と来世を分ける境界が弱まる時、
死者の魂が彷徨い、生家へ帰ると信じられていました。
死者の魂が家に戻ってきた時に機嫌を損ねないよう、人々は食べ物や飲み物を出しておきました。
また、人々は悪い霊から身を守るため、または同化して悪い霊の目を欺くために仮装していたのです。
これがハロウィンで仮装をする由来だと言われています。
「ハロウィン」になるまで
歴史を掘り下げていくと、ハロウィンになるまでにはアイルランドの宗教・信仰が関係していました。
ケルト民族はもともとアイルランドを含むヨーロッパ各国に分布し、ケルト人が信仰していたドルイド教も広く各国で信仰されていました。
しかし、ローマ帝国によるヨーロッパ支配により、ローマ帝国の国教であるキリスト教へ変わっていきます。
その中でアイルランドは島国であったためローマ帝国の支配の影響をあまり受けずにいました。
その結果やがてキリスト教へ改宗となったとき、ケルトの文化を否定せずにうまくキリスト教と融合させることでケルト人の伝統や文化が残るようになりました。
キリスト教徒の融合によりサウィン祭は「オール・ハロウズ・イヴ」という名前にかわり、やがて「ハロウィン」という呼び名になったと言われています。
その後19世紀半ばに、宗教的迫害や様々な疫病により、多くのアイルランド人はアメリカへと渡りました。
彼らは新しい土地でも国や宗教の違いにより差別を受けながらも自国のサウィン祭の伝統や文化を捨てることなく行い続けました。
ハロウィンの習慣は徐々にアメリカ人に受け入れられ、20世紀ごろにはアメリカ全土、日本を含む世界の各国にハロウィン文化が広がりました。
今では、かつてのサウィン祭のような宗教的な意味合いは薄れ、ハロウィンは多くの人が楽しめるお祭りとなっています。
ハロウィン仮装の原点
古代ケルト民族が崇拝していたドルイド教の司祭は、ハロウィンのお祭りのときに、悪霊の目をごまかすため仮面を付けたり、毛皮で身を覆い仮装をしました。
ハロウィンの原点は、悪霊払いのために火を焚き、毛皮や仮面で仮装をした人々が、神や豊穣の感謝の舞を踊るお祭りだと言われています。
近年のハロウィンでは、ゾンビやドラキュラといったホラー要素の仮装だけでなく、映画や漫画のキャラクターのコスプレなど多種多様な仮装がよく見られます。
今年は原点の文化に基づいた、毛皮を使用した仮装をしてみませんか?
リアルファーで作る本格派のためのハロウィン仮装アイテム
リアルファーマスクで作る本格マスク

「ファーデザイン(FUR DESIGN)」ではハロウィンにピッタリのマスクを各種取り扱いをしています。
マスクファーは顔部分の毛皮のことで、伝統的なハロウィンの仮装マスク制作の素材としてお使いいただけます。
100円均一ショップで売っているマスクや、粘土等で作った自作のマスクを土台にするとハロウィン向け本格的なリアルマスクの完成。接着剤で取り付けるだけなので針や糸を使わず制作が可能です。
目出し穴もすでに開いておりますので、そのまま土台にかぶせ、丁寧に貼り付ければ簡単に世界に一つだけのオリジナル仮面に大変身。
お気に入りのぬいぐるみのために、小さな本格的ハロウィンマスクを作りませんか?
リアルファーで作る本格的なしっぽ・つけ耳・アクセサリー

「ファーデザイン(FUR DESIGN)」はしっぽやつけ耳などの加工に適したファー素材の取り扱いがございます。
天然色のファーテールの取り扱いもございます。
特にコヨーテやフィンラクーンのテールはそのままスカートや
パンツの背面に取り付けるだけでまるで獣に大変身。
本物ならではの質感を感じることができます。
ハロウィンが終わった後は、アクセサリーに加工して再利用可能です。
フェイクファーでは出せない本物の柔らかなさわり心地は、よりお祭りムードを盛り上げます。
丸いしっぽは、下記のポンポンの作り方を参考にしてみてください
針と糸を使ってファーポンポンを作りましょう!
【簡単】ハギレ素材でハンドメイド!ファーポンポンの作り方
お裁縫が得意でない不器用さんや、ハンドメイド初心者の方でも、ファーの端切れで簡単に作れるファーポンポンの作り方をご紹介します。初心者の方はまずは小さなポンポンづくりから開始してみましょう!
マナーと文化を守って素敵なハロウィンにしよう
年々大きな広がりと変化を続けているハロウィン文化。
近年日本ではハロウィンのマナーの向上が求められています。
マナーとともにハロウィンの文化も一緒に見直してみるとまた新たな楽しみ方が生まれるかもしれませんね。
以上、毛皮素材の通信販売「FUR DESIGN(ファーデザイン)」でした。