ファーの正しい見分け方【毛皮の種類、間違ってませんか?】

投稿日:2018.05.02

秋冬が近付けば、小物やアパレルに大活躍のファー。
ふわふわ素材といえば、ファーを思い浮かべる方が多いと思います。近年ハンドメイド作家さんやアパレルの方でもラビットファーなのにミンクファーと紹介していたり、ファーが何の種類か、どういったものか分からずに、販売されている方がみられます。ファーの正体、ファーの種類、あなたはちゃんとご存知ですか?

秋冬に向けて、正しいファーの見分け方を確認していきましょう。

ファーとフェイクファーの大きな違い。正しいファーの見分け方

ふわふわの正体は、毛皮(ファー)と毛皮に似せた合成繊維(フェイクファー)の二種類があります。
今回は、本物のファーの種類がわからない、区別がつかない、という方のために、ファーの特長をご紹介していきます。ファーの種類をしっかり知ることができれば、偽物ファーとの見分けがつくはずです。

毛皮の構造や扱い方法(正しい縫い方や正しい切り方)は過去の記事でまとめていますので、ご確認ください。

  • ファー・毛皮について

    毛皮の構造と基本知識
    毛皮とはいったいなんなのか、毛皮の断面図など図でわかりやすく簡単に基本知識を解説します。
    毛皮の基本知識の記事へ
  • ファーの縫い方

    ファーの縫い方
    ファーのハンドメイドをはじめてみようと思っている方へ、縫う時のコツや必要な道具について紹介します。
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  • ファーの切り方

    ファーの切り方
    ファーはハサミご法度!初心者がつまづきがちなファーの取り扱いのひとつ、切り方に注目です。
    ファーの切り方記事へ

シーズンになると「毛皮で小物を作りたい」というお客様から、布と同等に扱えますか?とお問合せを頂くことが多々ございます。 合成繊維であるフェイクファーは、布と同様にミシンなどの道具を使うことができますが、毛皮は文字通り、「毛」と「皮」。
そのため、レザークラフトのように厚みのある皮をカットしたり、毛を巻き込まないように縫製をしたりと、布と同じようには扱えない少し特殊な素材なのです。

布にも綿、化学繊維などの違いがあるように、毛皮にも多くの種類があります。
今回は、一般的にハンドメイドなどで人気の高い、「フォックスファー」、「ミンクファー」、「ラビットファー」の3つに注目していきましょう。

フォックスファーの特長・見分け方

foxfur

毛が比較的長く、ボディ部分はさらりとしており、しっぽ部分はもっふりとしたボリュームのある触り心地です。
おもに衣類でいえばファーコートや、フード周りに使用されたり、ポンポンなど小物にも使用されています。
フォックスファーの天然色は多くの種類があります。白さが特長のシャドーフォックスと、白と混じる黒の毛が特長のブルーフォックスは染色のフォックスファーとして使用されています。
シルバーフォックスは銀色の刺し毛があり、レッドフォックスはこんがりとあたたかな茶色の毛です。
毛足の長さで綺麗に加工や縫製ができなくとも、ふさふさの毛がカバーしてくれる利点があります。
フォックスファーは長毛ファーの中で最もポピュラーなのではないでしょうか。毛並みの美しさもさながら、柔らかなさわり心地で人気の高いファー素材です。

フォックスファー毛質比較図

ミンクファーの特長・見分け方

minkfur

冬になるとピアスやイヤリングについてるツンツンした毛を見かけませんか。それがミンクファーです。

毛皮をしらないという方でも比較的見たことがあるのではないでしょうか。
艶とハリのある少し長い毛と、内側に隠れた保温力の高いふわふわのシルキーな毛が特長です。

ハリのある毛を抜いた抜き毛や、毛をカットし模様を作るシェアードなど加工にも優れています。
ミンクファーの天然色は多くの種類が存在し、白さが特長のホワイトミンクの多くは染色として使用されています。
サファイアミンクやデミバフミンク、パステルミンクや、パールミンクなど、天然色もカラーバリエーションが豊富です。
皮は丈夫で軽く、毛折れなどの心配も少ない扱いやすさから、非常に価値のある毛皮素材として名高いファーです。
昔に皇室の方々がミンクファーを身にまとっていた経緯もあり、今もなお、身近に感じる慣れ親しんだ毛皮素材として扱われています。
しっぽ素材を使えば小さなポンポンを制作することができます。

ミンクファー毛質比較図

ラビットファーの特長見分け方

Rabbitfur

昨年かごバッグのカバー(ふた)部分にファーをつけるのが流行していましたね。そのほとんどはラビットファーが使用されていたかと思います。

ふわっふわで滑らかな触り心地のラビットファーは、毛が比較的短く、柔らかさを活かし小物やアクセサリーなど身に着けるものに使用されることが多くあります。
天然色は多々種類がありますが、比較的茶色やグレーの色がメジャーですよね。白は染色されることが多く、多彩な色を再現できます。
しかし柔らかくふわふわな毛質は毛折れがしやすく、皮も薄く柔らかいため耐久性は少し低めです。

ラビットファーの上位にレッキスファーがあります。レッキスファーはラビットと比べると、触れているのに触れていないような極上の柔からさを持つファー。
ラビットとレッキスと価格が異なりますから、ご予算や使用用途に合わせて素材を選んでくださいね。

ラビットファー毛質比較図

ファー素材の専門店が紹介するハンドメイドファーレシピ

毛皮は扱いにくいというイメージを持たれてる方もいるかもしれませんが、弊店で多数販売しているファーのはぎれ商品などを使い、ファーチャームなどのポンポンが簡単に作れちゃいますよ。

専用針と糸とカッターさえあれば作れますし、ブローチなどの小物はホットボンド(グルーガン)などを使い切り貼りすれば、簡単に作ることができます。

ファーデザインでは簡単にファーを使ったハンドメイドレシピを紹介しています。

  • ファーポンポン

    意外と簡単ファーポンポン
    ミンクファーのテール部分(しっぽ部位)を利用して、簡単にできるポンポンの基本を学びます。
    ポンポン記事へ
  • ファーソックス

    針いらずのファーソックス
    フォックスファーはぎれを利用した、取り外し可能なオリジナルファーソックスの作り方。
    ファーソックス記事へ
  • ファーチャーム

    中級者向けファーチャーム
    レッキスラビットファーのはぎれでかわいらしい見た目のポンポンを作ってみませんか。
    ファーチャーム記事へ
  • ミンクファーピアス

    主役級のファーピアス
    耳元でゆらゆら揺れるファーがかわいいですよね。冬の定番イヤーアクセを作りましょう。
    ファーピアス記事へ
  • ファーコサージュ

    上品で華やかなファーコサージュ
    独自のファー素材を使って、型崩れのしにくいオリジナルフラワーファーコサージュを作りませんか。
    ファーコサージュ記事へ
  • ファーテープ

    ファーテープとハンドメイドレシピ
    たくさん買えばお得になるラビットファーでできたファーテープと、そのアレンジレシピをご紹介します。
    ラビットファー記事へ

いかがでしょうか。これで人気の3種のファーの区別はついたでしょうか?
毛皮はこの他にも、たくさんの種類が存在します。
素材の種類によっては、皮の厚みにより繊細な縫製が必要となったり、はたまた針が通らないほど厚みがあったり、など、なかなか手ごわい一面もあり、扱いが難しいと嫌煙されがちなファー。
扱ってる人が少なくとも、人は寒くなるとふわふわで暖かいファーが恋しくなるものですよね。

秋冬には一気に需要が高まりをみせるファー素材はひとつひとつに個性があり、全く同じものは存在しません。
一点ものやハンドメイド商品が好きな方や、本物素材や天然素材にこだわるを持っている方にオススメできる素材です。盛り上がりを見せるハンドメイド市場で活躍できる素材「ファー」を、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか?

ファー素材の専門店「FUR DESIGN」は、フォックスファー、ミンクファー、ラビットファーなど多くのファー素材をご用意してます。下記URLからホームページをご覧ください。

FUR DESIGN online shop